録音スタジオと 怖い話

 文才がないので、多分怖い話にならない。事実だけ書くよ。

 その日は、青い半そでのTシャツを着ていたので、たぶん、かなり暑い日だったはず。
録音が深夜にまで延びて、終わったのが、午前1時前ごろだったと思う。・・・
    地下鉄ないやん・・・

 というわけで、私は、そのスタジオの、事務室にて、朝まで少し寝かせてもらうことにした。
そのスタジオは、Aスタ Bスタ とミキシングルーム、 それに、小さな休憩室。 そして事務室がある。
入り口は南側に鉄の大きな扉、こちらは地上につながっている。もうひとつの、出入り口は、普通の扉だか、こっちは東側、ただし、エレベーターと、階段があるだけで、地上にはつながっていない。あ、このスタジオは、地下にあるわけです。
 スタッフのみんなと別れて、一人で事務室にいたのだが、効きすぎた冷房と、機材の電源をとめようと、いちど、全部の部屋を回った。
通常、スタジオの機材の電源は落とさないのだが、夕方ぐらいまで、録音の予定がないのだ。それと効きすぎている冷房の電源を、落としたかった。
 冷房のスイッチを切ると、フロアは、異様なほど静かになった。

 さて、コンビニでも行って、飯食ってから寝よっかと思ったが、そのまえに、トイレに行こうと思った。

 続く